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「機動戦士ガンダム(朝までガンダム版)」感想(09.7.19〜)
感想など・1〜10話 | 11〜20話 | 21〜30話 | 31〜39話 | 40〜43話



  今回 前回
40話 ・ヒットラーの尻尾
まだ当時はナチの名前とかを言うのは良識上好ましくない筈。その上で喩えとはいえ出すというのは試みだったと思える。

・星一号作戦

・シャア、アムロに追い抜かれる
機動戦士ガンダム40+41話目感想 <ファーストですよ>

2006 / 06 / 22 ( Thu )

ちょっと書きそびれていたのでまとめて。
第40話「エルメスのララア」
第41話「光る宇宙」

第40話「エルメスのララア」
・ブライトさんアムロのニュータイプ性を指摘。
理屈ではなく直感的に。

・ガンダム、マグネットコーティングを施す。
モスク・ハン博士登場。
初対面はなんだかえらそうな技術屋イメージ。
話してみると悪気は無いがざっくばらんと言うか技術屋肌と言うか。

・最終防衛線にて「ソーラ・レイ」システムを設定
コロニーの人民の移動とかなんだか慌しい。
デギン・ザビ国王の「そこまでして勝ってどうする?」の台詞、
ギレンにとってソーラ・レイなど利用する戦略の一手段に過ぎず
それすらも利用する冷徹ぶり。
それぞれの思惑を含みつつ。

・ララァ実戦出陣、それによりベテランパイロットの自己判断。
兵士としては嫉妬もあるが、
一番強い人を前面に押せば自分の危険性も減ると思ったのかも。
この兵士はドムが前に出てエルメスの護衛をしておけば、
エルメスがより攻撃に集中できると言う意味を
いまいち分かっていない気がする。
(エルメスの行動がビット操作に集中すると移動が疎かになる)
そういった点からシャアが兵士に ドムの援護の「有効性」を説明していない気がする。

・アムロ対シャア&ララァ
シャア、もはや雑魚扱い。
ララァの「どいてください、邪魔です」
「シャアを"いじめる"悪い人だ」の台詞、
ベテラン兵士からララァはシャア&ゲルググ以上と言われてしまう状況。
エースパイロットのはずなのに。
41話 ・デギン・ザビ公王、心あらず。ガルマの写真を傍らに。 ソーラレイ技術顧問、アサクラ大佐

・ ララァ、眼からビームを出しているように見える。

・ 戯言はやめろ
「ララア私はガンダムを撃ちたい私を導いてくれ、ララア」
「お手伝いします。お手伝いします、大佐」
揺れ動くララアの心をしっかり繋ぎとめる言動
継続は力。


・四つ巴の攻、 そしてシャア戦いの仲で戦いを忘れる

・ 基本ターゲット、ゲルドルバ
第41話「光る宇宙」

・デギン・ザビ、ガルマの遺影ムービーを見ながらギレンの話を聞く。
「こんなはずではなかったのに」
そんな空気が。

・シャア、キシリアと会話
4歳ごろのキャスバル坊やと遊んだ事があるそうですが、
安彦良和の「ジ・オリジン」のキシリアの気性を見る限り、
「ままごと」じゃないだろうな、と。

・アムロ、ホワイトベースのみんなとニュータイプ談義
アムロの「自分のみが特別ではない」と言う主張が何か必死な感じが。

・アムロ対オールレンジ攻撃
反射的な行動から、先読みへ。
五感での戦闘ではなく、戦いは第六感以上へと次なるステージへ。

・ララァのニュータイプ描写いろいろ
大和田秀樹のギャグでララァの額から ビームと言うネタがありましたが
ララアの目からビームっぽい描写が。

・アムロ、ララァとの戦闘中の会話
「守るべきも無いのに戦うのは不自然」
だからと言って、自分の身を守る戦いをしないのもどうかと。

・シャア、ララァに意思再確認
「ララア、私はガンダムを討ちたい、私を導いてくれ、ララァ!」
アムロに若干傾きかけていた気持ちを
「長年の付き合い」も使って
自分の口を使わせて再確認させる。
ちょっと小ずるい気も。

・アムロ、取り返しのつかない事をしてしまう。
アムロの攻撃が思いかけずにララアの機体を貫いてしまう。
その自責、
後悔、
一瞬の回想、
「一瞬」ながら「永遠の時間」での会話。
希望的な心象イメージの想像
命の拡散。

「ガンダム展」でもそういうテーマの作品がありましたが、
アムロは大切なものに対して手をかけてしまう事で
死とエロスを混在させた感情を感じた気がします。

・ハロの台詞「アムロ、脳波レベル優良優良」
本当にそこまでの機能がないと思うので
あくまでそういう「会話」だと思うのですが、
それでも会話に対して的確にジョークを
交えた会話が出来るのはすごい。

・ソーラレイ発射
「あれは憎しみの光だ」
見てもいない物を感覚的な表現。
何かの話で拳銃を撃つ前に
「撃つ!」と言う意識が到達すると言う話を思い出した。
それは曰く「殺気」だったり、
「霊感」「直感」だったり」。
人間はそういう物を元々感じれる器官がある(あった)のかも。

次回ア・バオア・クー決戦
80%ジオングでの出撃。

第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」
42話 ・キシリア、会話の途中でマスクをかぶる。口元を隠すという行為は基本的に相手に心を読ませないという心理行動。この場合グレートデギンという自分の血族でもある対象の会話であったため。

・ ギレンアジ演説。 戦力が多いには越した事は無いが、兵の一兵一兵の働きが戦果の基本である以上、兵士の行動力の低下は避けるべき。
ゲームだったら必ずこの数値+ランダムという結果になるが、現実はそれ以上にゆり幅が激しい。その為により兵士にやる気を持たせるというのは重要であってこのために指導者や経営者はかっこいい姿を見せたり希望がある方向性を見せ、私利私欲ではなく大義とか正義とか。
先が無いと厭世観でやる気が出ない。
アムロのでまかせもその一端。
つまり兵士の気分で戦局は変わるという事です。

・ハヤト、やけに自信満々でブリッジに。納まり場所を見つけるという事は成長させるし、しなければならない。そういう事です。

・学徒動員、せつねぇ。

機動戦士ガンダム42話目感想 <ファーストですよ>
2006 / 06 / 29 ( Thu )
第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」

・ソーラレイの光るが宇宙を横切る。
圧倒的な熱源体、通過した後は全て融けていく。

・ギレンのアジ演説
言葉と言うのは良かれ悪かれ力を持っているものです。
偉い人と言うものは、
兵士の戦意を高揚させるの必要な要素の一つです。
ガルマの国葬演説はシャアのあの台詞で

・アムロの気遣い、フラウへの気遣い
アムロがホワイトベースクルーに対して
大丈夫と言う気遣い、
そしてその後フラウに対して一言気遣い。
もうそれは幼馴染だからだけだったのでしょうか、
とはいえもうすでにハヤトの方にフラグが立っているので今更。
(なんとなくハヤトの自慢げの態度が)
まあフラウをさっさとアムロが(略)

・カイの台詞「逆立ちしたって人間は神様には成れないからな」
それでも飄々と生きるカイ・シデン。

・量産型ゲルググ
高性能量産機があっても1モビルスーツが
戦況に与える影響は極少量。
しかもジオンはこの時点で学徒動員までしているので、
高性能機の実力を出せたのか・・・?

・ジオング登場
サイコミュを部分的に取り入れたモビルスーツ。
名前に「ジオン」の文字が入っている所に
開発の気の入れようが見えます。

・軍階級の上下、兄妹の確執
兄弟間の騒動と言えばシャア・セイラ兄妹が有名ですが、
ここでも兄妹の確執が(w
「父殺しの男が・・・」
ギレンの殺害を決意するキシリア。

・「ジオングの性能は100%出せます」
「あんなの飾りです、偉い人にはそれがわからんのですよ」
熱い技術スタッフ。
ところでジオングはモビルスーツなのか
モビルアーマーなのかどっちなんだろうか・・・。

・シャアにもニュータイプの直感
何気に直感だけでミサイルを交わし、
アムロの存在を察知するシャア。

・アムロ戦局を見渡す
「今はア・バオアクーの取り付くのが先だ」
「本当の敵はあの中に居る、シャアじゃない」
今までは目の前の敵で精一杯だったアムロ。
「戦いをどうすれば勝てるのか」
「一兵・一兵士の討ち取り」でかたが付くのではなく、
勝利の条件まで視野に入れた台詞。

・「意外と兄上も甘いようで」
さすがに血縁に手をかけるギレンを許さなかったキシリア。
そして間髪居れず室内の騒然に対して
厳しい口調で兵に指示をするキシリアの手腕。
リーダーシップ発揮。

・「見えるぞ、私にも敵が見える」
シャア、アムロを再び見つけ一騎打ちへ

・学徒動員、そして死に際のセリフ
「火っ、火が、母さん!」

戦争なんかしたくないですよ。
この一言だけでそれは伝わる。

次回最終回「脱出」。

43話 ・最終回のタイトルが「脱出」
従来のアニメは勝って万々歳なエンディングだったのに対し、戦いに勝っても得るものがどれだけあるのかという問いかけ。戦いは何も生み出すわけではないという郷愁を誘う。10数分 苦楽をともにしたい場所でさえ、消える。

・ラストシューティング、そして。
ガンダムが倒れこむ姿が。

・キャスバル・レム・ダイクン、最後にガルマの名を思い出す。つまり彼はガルマ自身は嫌いじゃなかったといえる。
動戦士ガンダム43話目感想 <ファーストですよ>
2006 / 07 / 07 ( Fri )
第43話「脱出」

名古屋テレビで放送されていた
ガンダムの再放送もこれで終了。

・ガンダム対ジオング
オールレンジ攻撃を仕掛けるジオングに対して
まずはガンダムがジオングのスカートに一撃。
その後、ガンダムは近接射撃でジオングのメイン武装の腕を破壊。

・アムロ、近接攻撃を仕掛けた理由
アムロ
「こう近づけば、四方の攻撃は無理だな、シャア」
「なぜララアを巻き込んだんだ?」の詰問。
(戦闘上での攻撃を交わしていた結果もありますが)
シャアに直接詰問するため。
この後ボディーにも直撃を当て、
ジオングもガンダムの腕をシールドごと破壊。

依然、一進一退の攻撃が続く。

 

・ホワイトベース敵の猛攻に着艇
ホワイトベースがエンジンに攻撃を受け
着艇を余儀なくされる。
この辺からもう戦いと言うには
泥沼の戦闘が・・・。

カイ「うわぁ、ホワイトベースのエンジンが両方とも」
ハヤト「うわぁ、乗組員のみんなは」

ブライト「カイとハヤトには援護を頼む」
フラウ「はい」
ブライト「フラウボウも拳銃を」
フラウ「はい」(声の調子を変えて)

ホワイトベースは都合2回白兵戦を経験する事に。
(一回はランバ・ラル戦)

 

・ジオング大破、しかし・・・
当時ジオングで驚いたのが
頭が脱出ポッドとして、そして単独で戦闘が行える事でした。
よく考えればコア・ファイターも単独で行動できるのに
ジオンにその技術が出来ないとは言い切れないわけで。

 

・「たかがメインカメラがやられただけだ」
子供時代、頭がやられれば爆発すると思ってました

 

・敵味方双方、戦闘消耗が激しく。
ジオング大破の報をジオン司令部に連絡が届き、
各地出の被害がさんさんたる物に。
キシリアは脱出を試みる。

 

・各員、白兵戦に突入
カイ「まるでありじゃねえか、あっちこっちと」
ブライトさんも武器を持ちつつ指示

 

・ラストシューティング
アムロこの時点で予感のみで戦います。
そして伝説的なワンシーン。

 

・ガンダム大破
1年にも渡る度重なる戦闘を乗り越えてきた
機体「RX-78」、通称「ガンダム」大破。
力なく崩れ落ちていく機体が、
ただの機械とは思えないほどの喪失感を受けました。
主人公メカがこういう風に壊れる事も
以前のアニメではそんなに無かった気もします。

 

・アムロ、ニュータイプへの自覚?
先の予測的なガンダムの行動のセッティング。
ザビ家の頭領の位置を(なんとなく?だが)把握。
そしてシャアとの肉体での戦いが始まる。

 

・泥沼の戦いは続く
ハヤトのガンタンクも大破。
カイも孤軍奮闘しようとするもガンキャノン破壊。
Gファイターも不時着しセイラさんも機体から脱出。

 

・シャア対アムロ、肉弾戦
すでに憎しみ云々ではなく、因縁が深く交わりすぎて。
一度とことん殴り合いでもやっておかないと収まりがつかない二人。

 

・「ザビ家打倒など、もうついでの事」
当初の目的こそ自分の親の敵(かたき)を討つ事だったのかもしれませんが
戦いを進めるうちに人類の、ニュータイプの革新へと目的が変化していく。
そしてそれは後のエゥーゴへの参加、ネオジオンの戦いと繋がっていく。

 

・やはりザビ家は許せない
シャアの中では「どうでも良くなりかけつつあった」
ザビ家打倒ですが、言われてみればという事で、まあきっちりと。
「ガルマ、私のたむけだ、姉上と仲良く暮らすが良い」
ガルマをホワイトベースの攻撃に誘い込ませて、
結果的に手を掛けたシャアですが、
ガルマが散る直前のシャア自身の言葉のように、
ザビ家という間柄が無ければ本当に良い友人だったのかもしれません。

 

・「見えるよ、みんなが」
アムロ、ニュータイプの知覚によるクルーの把握、
そして呼びかけ。
セイラ、ブライト、ミライ、フラウ、カイ、ハヤト・・・
この辺は涙無しでは。
ちなみに漫画「クロスボーンガンダム」のエピソードで
アムロのクローン体が登場人物を助けるシーンがあるのですが、
これも心に残るシーンでした。

 

・ハヤト「ほっ、ホワイトベースが、ホワイトベースが・・・沈む・・・!」
登場人物たちにとって過ごしたのが青春時代だったり、
苦楽をともにして死線をくぐりぬけた
自分達の帰る場所「ホワイトベース」。
それが火の海の中に沈み行く・・・。

 

 

・ランチで脱出
アムロ一人だけ居ない
セイラ「人がそんなに便利になれるわけ・・・無い」

 

・アムロ、壊れたコア・ファイターで脱出
キッカ「そ、チョイ右」
レツ「そ、右」
カツ「はい、そこでまっすぐ」
誰かと会話するチビ三人組
そしてカウントダウン。

 

・ラストシーン
ランチでアムロを迎えるクルー
手を広げるミライ、セイラ、
さりげなくセイラを支えてあげるカイ
フラウとチビ三人組。ハヤト

アムロ「僕には帰れる場所があるんだ、こんな嬉しい事はない」

ア・バオアクーの爆発を背景に
脱出した残骸のコアファイターがどこかへ・・・。

 

10年単位での昔の作品でも
見れば見るほど面白いのは
非常に稀有な存在。

面白かったです。
改めてそう思う。
(と、同時に子供向けじゃないと思う)




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PYROMANIA(雑記系サイト) / 管理人:yasaka