11話 |
機動戦士ガンダム11話目「イセリナ、恋のあと」 <ファーストですよ>
2005 / 11 / 28 ( Mon )
11話目「イセリナ、恋のあと」
なんと言うか今回は乾いた感じのお話です。
今回ダロタ中尉という人が出てくるのです。
まあ端役といえば端役、
一発キャラと言えばそんな感じのキャラ。
声を聞いていると、
なんとなく聞き覚えがある
声だよなと思っていたのですが、
ダロタ中尉=古川登志夫
カイ役の声優ではありませんか。
イセリナも聞き覚えがあるなと思いきや
潘恵子=ララァ・スンでしたし。
十年どころじゃない年月が経過して初めて知った事実。
まあ端役を声のトーンを変えて行なう事も
あるというのはある話だそうなので
(経費の無駄遣いを減らす) 映画版(最近の話のZでは無くファーストの映画化)とも
また声が違うと言うのもあるそうですしいろいろなんですね。
個人的には統一して欲しい気もしますが
十分な理由があるのなら仕方が無いのかも。
・・・と思ったが劇中カイの登場はあるのに
一言しかセリフが無かったのは何だかなと思いましたが。
(それも「おおっ」とかそんな程度) イセリナの声の抑揚はララァの「ため方」とそっくり。
そう考えると「ガルマ様の仇!」とか
「(アムロをやらないと)シャアが死ぬ!」とか
切実な女の人の役ばっかりですね。
・ザビ家さんち、葬儀で一悶着
デギンが自分の子供を国政のダシに使わせず
ひっそりと悲しみを噛み締めたいという心と、
長兄、長女が戦争でなくなった事もあるので
国葬として大々的に演出も踏まえようと言う心。
「公人」として行なうべきか、
「私」として悲しみを全うするべきか。
ガルマ国葬、それを行なう事による
ジオン並びに連邦国民へのアピールは
絶大な効果を生む。 ジオン国民の命も責任を持つ以上
公としての役割を放棄するわけに
行かない以上NOとは言えない。
が、それは理屈などとして
正しいかもしれないが
正しい選択とも言い切れないと思う。 なぜならそんな一般の儀式に使う時点で
1個人で悲しむ事では無くなり
「儀式行事」に置き換えられてしまう。 ガルマの死。
失われた事を悼む父。
悲しむわけではなく利用する長兄 理屈で正しい事に取り繕っても
人の心は納得できる事など数えるほどでしかない。
心の底から言いくるめられたとしか思えない。
理屈が全てを結う優先されるわけでは無い。
理屈も踏まえつつ、理屈で割り切れない事を
ある程度は融通する事も情けだと思う。
(「武士の情け」とかあるでしょ?) それが人の心だと思う。
・シャア、ルッグンで出撃。
モビルスーツに乗らないシャアと言うのも珍しい。
・ガウが落ちた後のシャアのセリフで
モビルスーツが使えなかった事に
しろと指示するシーン。
こういったシーンのシャアを見ると
知恵を働かせた知能犯と言うより姑息に見える。
・ガウがビームジャベリンで真っ二つ。
ジャベリンのビーム先に当たって
ない所まで真っ二つなんですが・・・。
しかもあんな真っ二つのされ方って・・・。
・アムロが最後で
「なんていう名前の人なんだろう、
僕を「仇」といったんだ・・・」
と言うセリフ。 すごく沁みるセリフですね。
戦争をしているのは知っていますが、
面と向かって「仇」なんて言われるまで
人殺しをしていると気付かない物なんでしょうね。
最近のアニメだと「エウレカセブン」で
主人公レントンがそんなことを思い知らされてました。
次回12話目「ジオンの脅威」
いよいよランバ・ラルが登場。
ハモンさんも登場。
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12話 |
機動戦士ガンダム12話目「ジオンの脅威」 <ファーストですよ>
2005 / 12 / 05 ( Mon )
12話目「ジオンの脅威」
ちょうど「銀英伝」を見ていた事もあり
キャスティングがどうも似通う所で
苦笑してしまう。 ガルマ役の人(森 功至)が
銀英伝側で後半大活躍する事(ミッターマイヤー)と
シャア役(池田秀一)が
銀英伝で同じ陣営で
役職の差の違い(ケスラー)や大きさがなんとも・・・。
・ラルさん登場
ドズルの命を受けてホワイトベースを
追撃してきました。
「ザクとは違うのだよ」の名セリフも
今回の話で登場
(そう言う意味では今回の話は印象的なセリフが多い)
・国葬でギレンが演説(一方でシャアが酒場でつぶやく)
今見るとジオンの国民喚起のアジ演説とか
色んな意味ですごいなと思うのですが、
幼少時に見ていましたが
面白いともなんとも思いませんでした。 難しすぎますよ。
そう言う意味でこの作品が従来枠のスーパーロボット物と
一線を隠していますね。
スポンサーだったら嫌がっただろうなぁ。
・アムロ、無気力症(というのかな)にかかる。
白目になっているという演出が
不気味なくらい合っている。
ブライトさんもこれに対してはちょっと戸惑っています。
反抗したり何らかのアクションがあるなら、
怒ったりなだめたりと出来ますが
何もしないという状態は厄介。
戦闘から帰還後のアムロに声をかける
フラウ・ボゥがいい感じ。
もうすぐ脱走なんだなとしみじみ。
次回は13話「再会、母よ・・・」
この話も一風変わった内容ですね
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13話 |
機動戦士ガンダム13話目+14話目 <ファーストですよ>
2005 / 12 / 20 ( Tue )
13話目「再会、母よ・・・」
14話目「時間よ、とまれ」 13話目
ホワイトベースのクルーが一時の休暇。
近くに実家があるアムロは里帰り。
実家に行ったら居たのは
見知らぬ飲んだくれた兵隊というシーン。
戦争という事柄に対して慣れすぎているアムロと
母親との温度差が非常に激しい。
漫画という事で見るならば
アムロの考えは正しいと思うが
現実の事を踏まえると行き過ぎた事なのかもしれない。
ところでアムロは戦争終了後
お母さんを呼び寄せなかったのでしょうか?
行方不明になっているのかもしれませんが。 |
14話 |
14話目
マチルダさんを通じた「補給部隊」という
戦わない補給行為や
ジオンの兵隊が武勲を狙って
ゲリラ的な作戦を練って仕掛ける話。
近代的な兵器=モビルスーツのみが
戦場ではないという話。
ジオンの兵の視点から連邦という存在が
かなり違って見える話。
ところでこちらは安彦良和(敬称略)が描いている
「オリジン」の方では取り上げていない。
次回の「ククルスドアン」のエピソードもそうだが
外伝的な意味が強いからだろうか。 モビルスーツ戦という派手な物ではなく、
重機対生身というようなあまりにもギャップがありすぎる戦い。
圧倒的な兵力を持つ、一方は逆にそれを攻撃する時は
躊躇してしまう所が良く描かれている。
衝撃があれば皮が裂かれ血が出るというシーンを
目の当たりにすると解ってて攻撃するのは
流石にトラウマになると思う。
一転、爆弾を仕掛けられて恐怖に耐えながら、
爆弾の取り外しにかかるアムロと見守るクルー。
そのあまりにも静かなシーンは
唾を飲み込む音すら聞こえてきそうで
文字通り「息を呑む」ような迫力が。
マチルダさんの補給部隊で思い出したが
日本は戦争に対しては
あくまで戦争を行なわず補給や後方支援
という立場を取っている。
銃を持って攻撃はしないが
銃弾を補給する。 攻撃される敵国からすると
補給する国も敵国荷担という風に
しか思えないのでしょうね。
次回15話「ククルス・ドアンの島」
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15話 |
機動戦士ガンダム15話目 <ファーストですよ>
2005 / 12 / 24 ( Sat )
15話目「ククルス・ドアンの島」
戦場で親を殺してしまった子を引き取って島で暮らす
脱走兵「ククルス・ドアン」が住む島のエピソード。
本編とのつながりが無いため映画ではカットされたり
人によって賛否が分かれる内容です。
個人的には面白いと思いますが
映画ではカットしたのは仕方ないと思います。
長時間見つづける映画の延々と続く内容の中で
外伝的なエピソードを入れてしまうと
観客が見る本筋が混乱しやすい。
「ガンダム」と言う作品は
モビルスーツ「ガンダム」や
そのパイロット、周辺クルーの
戦争群像劇であると同時に、
「戦記物」であり、
色んな兵士の視点を描く事もできる作品なので、
「ククルス・ドアン」や前回の「爆薬設置」も
テレビでこそ、こういう寄り道が出来たので
面白い展開が出来たのではと思います。
人によって突込みどころは多いと思いますので
一度見てみると面白いです。
それにしても縦じまトランクスが
良く似合う主人公(アムロ)だ。
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16話 |
機動戦士ガンダム16話目 <ファーストですよ>
2006 / 01 / 08 ( Sun )
16話目「セイラ出撃」
セイラさんが出撃してしまうと言うエピソード。
アムロもガンキャノンにのって出撃と言う所や
塩が無くなるという事で色々右往左往する内容もあり
ちょっと珍しい。
有名な?マ・クベのシーンで
「いい音色だろ」という骨董趣味の演出シーンもあります。
聞いた話程度のネタで「マ・クベの壷は実は南宋」という
ネタもありますがそれはさておき、
スペースノイド(宇宙居住者)というかコロニーの住人と
アースノイド(地球居住者)の地球の人々との
環境的な違いは何かと考えると、
まあ地面が作り物ということもありますが、
コロニーにはその土地で生まれた
文化とかが無いのではと思います。
そういう意味では色んな雑誌やら
そういった物は地球から運ばれてきた文化で
そんなに大差は無いと思います。
それ以上に民族的な文化とか遺跡とかそういったものは
まだ生まれるわけでもなく、またそういった要因が
生まれそうなコロニーがあったとしても、
普通に考えればそれは間違いなく
単なる廃棄コロニーに過ぎず
人類の歴史や営みが何とやらということは
まず起こりません。 そう考えるとマ・クベの骨董思考や
ガルマが地域の要人を集めパーティーを開いたりというのは
そういった文明的なものに対する憧れとかの
ように思えたりします。
だからマ・クベは知ったかぶりしたのかもしれませんね。
人間の体は塩がなくなると動けなくなるそうな。
肉体労働者やスポーツ選手が塩を舐めるのは
体内に出た塩分を補給するとかそういった意味だそうな。
(肉体労働者は塩っ辛い味付けが好むという
話もあるがそういう理由だそうな)
ガンダムAでもそんな特集もされてたのを思い出した。
そう考えてみればモビルスーツ乗りはブルドーザーとか
重機を動かすような半?肉体労働者(という言い方で
あっているのだろうか)なので重要といえば重要なんですね。
次回17話「アムロ脱走」
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17話 |
機動戦士ガンダム17話目 <ファーストですよ>
2006 / 01 / 16 ( Mon )
第17話「アムロ脱走」 とうとう色んな意味で有名な
主人公が脱走する話が。
・アムロ、ブラ見てミライさんのものと判別。
洗面台の蛇口が壊れるというエピソード。
なぜ「それ」がミライさんのブラと解ったのかが気になります。
ホワイトベースには女の子が
他にセイラさん(現在独房中)とフラウ・ボウしかいませんから
選択肢はそんなにないとは思いますけど。
・アムロガンタンクで出撃withハヤト
今思ったのですが、
砲塔の動かないガンタンクは
いちいち敵に攻撃する為に
自分の体ごと回転させないといけないので
戦車としてどうなんでしょうね。
ガンダム初回の放送から数えてン十年になるというのに。
・ミライさんにそっけなくされるブライト。
まあ中間管理職なのでストレスも溜まると思いますが、
そうされるのもまあ当然という気も。
冒頭のシーンの部下達などの将来を
思いやるラルさんと
人の大きさの違いが対照的です。
・そしてアムロ脱走。
盗んだバイクで走り出すのとは一味違います。
次回「灼熱のアッザム・リーダー」
アッザム登場。
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18話 |
機動戦士ガンダム19+18話目 <ファーストですよ>
2006 / 01 / 30 ( Mon )
(当時の)追記
18話の感想を書いたまま
アップするのを忘れてた。
アップ順は前後するけれどここに追記。
18話「灼熱のアッザムリーダー」
アムロ脱走が前回脱走しそのあらすじから始まる。
敵の戦場で変形するのは敵に撃ってくれというものだから
現実にはありえないのですが
日本ロボットアニメの慣例というか・・・。
・なかなか手厳しいコメントを「曲げない」セイラさん。
自分も独房に入っていましたしね。
・「アムロ兄ちゃんってVSOPだったんだぜ」
最重要人物の事を思っていったのですが
それじゃ酒ですよ。
正しくはVIP そんな事を言うカツは微笑ましいですが
7年後生意気盛りになるとは誰が想像したか
・そして思わずみんなの話を
そのまんまはっきり言ってしまう
うそをつけない女「フラウ」
セイラさんと対照的です。 覗こうとしてアムロに止められるフラウ
そんなにうかつじゃないと反論しますが
その後ランバラルの兵に後をつけられるうかつな女フラウ。
・戦闘シーンで
その瞬間画面端を狭く切って高さを演出。
こういう画面を思いっきり塗りつぶすような演出も
結構珍しいですね。
・初めてガンダムのOSが喋る。
パイロットの危険に対しての警告音声。
ガンダムにはこんなアナウンス機能もあったんですね。
・アッザムリーダーが成功した物の。
マ・クベの虚栄心からなる行動決断の緩慢さで
詰めを逃している。
逆にキシリアの的確な指摘。
良いパイロットになりそう。
・そしてカン違い。
採掘基地の一つでしかなかったというオチ
前線の兵士 そして上の下の感想、「ランバ・ラル特攻」に続く。
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19話 |
19話目 「ランバ・ラル特攻!」
ラルとハモンの会話で
ラル「あの少年が欲しいのか」
ハモン「そうね」
という大人の会話でスタート。
・そして、とっ捕まるフラウさん。
「どんどんあたしから離れて行っちゃうのねアムロ」。
幼馴染フラグが立ったと思ったのに・・・と言う感じでしょうか。
コロニーに引っ越してきたレイさん一家に
年頃の男の子がいた。
これは期待せずに居られない。
・・・と思っていたら1年戦争とか
突入したりしてしまうという波乱な青春を迎えてしまう。
ホワイトベースにはセイラさんとかマチルダさんとか
他の女性に目を向けられてばっかり・・・となかなか苦労しつつ
Zではハヤトと結婚し良いお母さんになるという安定を見せます。
フラウ・ボゥは良い娘さんですよ。
ちょうど今月のガンダムAを見ていたら、
カイがアムロの入った学校の先輩だったと言う設定が。
オリジン専用の設定なのか、公式設定なのか?
TVではそこまで描かれていない。
・今回の話の中でミライさんの行動がなんとなく
はっきりした決断力で勇ましい。
・ダメージを喰らって妙に男らしいカットのカイ。
普段へらへらしている分印象的。
・そしてアムロ独房入り
「お前の力で勝ったんじゃない、モビルスーツの性能だと言う事をな」
「僕が1番ガンダムを上手く使えるんだ」 負け惜しみだったり図星だったり。
次回ラルさんゲリラ戦。
第20話「死闘!ホワイトベース」
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20話 |
機動戦士ガンダム20話目 <ファーストですよ>
2006 / 02 / 09 ( Thu )
第20話「死闘!ホワイト・ベース」
○アムロ、リュウに殴られる。
有名なセリフでブライトさんぐらいにしか
殴られてないような気がしてましたが、
リュウにも殴られていたんですね。
○ランバ・ラルの運命が確定。
「鉱山の存在を知られるわけにはいかない」
マ・クベの謀略によって
ランバ・ラルの運命が決定してしまう。
多分ドムがあれば(しかも3機)ホワイトベースは
沈んでいたと思うのですが、
「たら・れば」は言っても仕方が無い。
○殴らなきゃわからんのだろう、お前達は
配置転換願いも出さずに移動。
それに付いては不問なんでしょうか。
(まあ原因はアムロの存在が根本ですけどね)
○何気に独房で準備するアムロ。
シャドーして体をほぐす。
直感でもう来るとわかっている所が
後のニュータイプの片鱗という表現かも。
○セイラさんガンダムで出撃
何気にアムロに次いでガンダムに乗り込む事が多い。
他にも乗れる人が居そうな気がするんだが。
○ラルさんセイラさんと邂逅
ジンバ・ラルの息子ランバ・ラルですよ。
こういうシチュエーションが
話に重厚感が出て良い感じ。
○リュウが負傷し運ばれるシーン。
次回への引きもかねてますね。
次回リュウ最後の見せ場。
アニメで克明に人の死を表現した作品って
ガンダム以前はどんな物があるのだろうか。
あまり分からない。
人の死はあるのだが、メインキャラなどは
傷ついても死なない事が多かった気がする。
特に味方サイド。
次回、21話「激闘は憎しみ深く」
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