ワルキューレの冒険(ナムコアンソロジー2)[FC&PS](03.01.13)
「ワルキューレの冒険」感想
ワルキューレの冒険はファミコン時代初期に発売されたゲームです。
アクション要素が高いRPGで武具を拾ったり購入したり、
敵を倒してアイテムやお金を拾って進めていきます。
RPGと聞いてドラクエとかを思い出す人は多いと思いますが、
このゲームはゲーム中ヒントは一切出ません。
じゃあどういうふうにクリアーするのかというと、
当時攻略本が発売されていてそれを見ないとクリアーできません。
(※できない事は無いかもしれませんがかなり難しいと思います。
まったく何も見ずにクリアーした方は存在するのでしょうか？)
現在は本は発売されていないと思いますが攻略サイトを立ち上げられているため、
そちらを見ることをお勧めします。
(※公式ではなく、まったくの個人サイトです)
ゲームとしては始めに星座や血液型を選び、
ゲームの中にプレイヤーの分身を操作できる事で、
ゲームとしてもただプレイするよりは感情も移入しやすいでしょうが、
いかんせん解き方が分からないのは致命的です。
※当時は攻略本も攻略雑誌もあったのでしょうが。
そう考えると、いまや当たり前になったドラクエの作り方・進め方が
いかにユーザーサイドに考えられているかが分かります。
それでも当時はひたすら飽くまでプレイしていました。
謎を解くよりもフィールドでプレイしている感覚が楽しかったわけです。
「宿屋に行く前に死んだら全て無駄になる」ところは、
シビアといえばシビアですが、当然といえば当然ともいえます。
※「冒険中に呪文を覚えたりするのが自然・不自然か」とか、
冒険して経験を積み、休憩するから成長したとか、
世界観や概念の捉え方の違いですね。
今回、ナムコアンソロジー２という形を通して、
ゲームを再度初め、クリアーする事ができました。
ですが何のヒントも無いゲームをクリアーする事がこんなにも難しく、
ちゃんと解答がわからないゲームでもクリアーできなかった事が、
こんなに悔しかった事がわかりました。
できれば当時、独力でクリアーできるゲームだったらと思います。
今でこそクリアーができるゲームがほとんどですが。
「ナムコアンソロジー２」感想
付けたしのようになってしまいましたが、
ナムコアンソロジー２には４本のゲームが収録されています。
それらがさらに現代版としてアレンジされています。
■収録ゲーム
「パックアタック」
落ち物ゲーム。
「ワルキューレの冒険」
RPG。
アレンジだとアクション色が強く
「ワルキューレの伝説」と同じテイスト。
「ナムコクラシック２」
ゴルフゲーム。
「キングオブキングス」
ファンタジーのシュミレーションゲーム。
一応４×２＝８本のゲームができるので、
お特感はある感じがしますが、
アレンジ版はCGムービーは追加されていたり、
レイアウトが変更されていたりするものの、
ゲームとして しっかり作りこまれなく、なんとなく消化不良な気がします。
このソフトの販売コンセプトが「今まであるものの踏襲・収録」である以上、
しかたがない感(※)がありますが、もう少し何とかならなかったかなという気がします。
※あまり作りこんで変えてしまうと、コスト的なものもあるでしょうし、
ゲームとして違いすぎてアレンジ感がなくなるのかもしれません。
ただ単品のゲームごとは面白いものが多いので悪くないかもしれません。
キングオブキングスは身近ではあまり話題にならなかったのですが、
当時のシュミレーションとしても悪くないです。
最後に、
一応こういったリメイクゲームは各メーカーから発売されています。
ナムコ・コナミ・任天堂・セガ・カプコン・スクウェア・サンソフトetc。
低プライスソフトとして版権を買われて売り出されているものもあります。
ただ自力で攻略できるものならいいのですが、
難しいものの場合は攻略ガイドもつけて欲しいです。
「ゲームを楽しむ」という点で、攻略本の有無は賛否があると思いますが、
特にこういったリメイクの場合はやったことの無い新規ユーザーもいると思いますが、
「当時の思い出を踏襲したい」ことがユーザーの目的の大半のはずです。
その状態で例えば「１００画面の地図を改めてマッピングしたり」とかは難しいと思います。
あの時のノスタルジーを踏襲するとともに，
ゲームとして改めて骨までしゃぶり尽くすように楽しむためにはそういうデータ本も必要だと思います。
当時の本を持っていればいいのでしょうが、
何十年も前の本など、持っているほうが不思議だったり、再度攻略本が販売される事など少ないと思います。
やっぱりしっかり楽しみたいじゃないですか。
そんなわけで簡単な攻略データが掲載されるのを希望します。
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