たほいや('03.5.7)
フジテレビの深夜系番組は革新的かつ結構良質なものが多い。
その一つで気に入っているものが「たほいや」という番組である。
※1993年4月頃から放映された深夜系番組である。
ゲームの進め方
数人(番組では5人を規定数としている、3人以上が望ましいと思われる)で行う。
くじで親を決め一人十枚のチップを持つ。
親が広辞苑から珍しい言葉を選び、他のプレイヤーに知らせる。
各プレイヤーはその言葉から正しいと思える意味を推測して紙に書く。
その時にいかにも記載されているような文面で書く。
考慮時間は5分。その間親も辞典に記入されている文面を記入しておく。
親は解答用紙を集め、任意の順番で(ランダムでも故意に変更しても良い)内容を読み上げる。このとき読み方などから正解の手がかりを与えないように注意する事。
プレイヤーはそれを聞いてどれが正解か考える。
そのときメモも取れるし、文章の確認再読も要求できる。
ただし文章の内容(意味)やかかれている漢字については質問してはいけない。
プレイヤーは答えを選択する。考慮時間は3分。
時間が来たら親の合図とともに答えの番号を選択し、自分の賭け点をベットする。
賭け点は1〜3点。ただし自分の答えを選ぶ事は出来ない。
全員のベットが終わったら、親は番号順に解答の内容とそれを書いた人を公表する。
親は正解を当てたプレイヤーに賭け点分払う。
当たらなかったプレイヤーからチップを1点もらう。
プレイヤー全員が外れた場合はプレイヤー達から2点ずつもらう。
正解を当てられなかったプレイヤーは、ベットしたチップをそのだました解答を書いたプレイヤーに渡す。
チップが足りない場合、自分の所持品と引き換えにチップを10枚借りる事が出来る。その場合その所持品でチップを借りてもいいか他のプレイヤー達の承認が必要となる。
くじで親を決める。ただし親は2回続けてやらないものとする。
そしてゲームは言葉の数だけ続く。
たほいやとは広辞苑を使い珍しい言葉を選び出し、数人で答えらしきものも加えながら正誤を当てていく知的言葉遊びゲームの事である。
辞書を題材としたゲームで番組の進行や内容が
地味といえば地味だけに、
すごくそっけないようなものになりそうな内容が、
雰囲気や出演者のやりとりが
その上質な知的ゲームの味を損なわず、
持ち味を引き出し面白かったです。
どんなゲームでもそうですがやっぱり人を囲ってやる以上、
いっしょにやる人たちでその面白さは全然違います。
やっぱり一緒にプレイする仲間って大切だと思いますよ。
かなり話が逸れるのですが、
テーブルトークってゲームがあります。
ロールプレイングゲームは今だとプレステでFFとかドラクエという話になるのでしょうが、
その昔そんなゲーム機がない時代は一人の人間がマスターと言ってゲーム進行させつつ、
プレイヤーが戦士なら戦士になりきってゲームを行うわけです。
ダイスを使って攻撃が当たったか判定したり、マスターがシナリオを作ってその中に罠を張ったりと
いろんな事を想定したり想像したり進めるわけです。まあアドリブになる事も結構あったようですが。
傍から見ていると地味です。
もうアングラチックもいいとこです。
だって大の男数人がテーブルを囲んでわいわい騒ぎながら
ダイスを振って一喜一憂しているわけですよ。
同世代の女子(野郎でも同じかもしれませんが)から見たら奇異ですよ。
あと人が集まらないと出来ませんし(せめて3人以上じゃないと楽しくないでしょう)、
大人になるとなかなかそんな時間を作る事などかないません。
今だとFFオンラインとかでオンライン上でチャットしつつというのがそれにあたるのでしょうか?
(やった事ないのですが)
デジタルでオンラインもいいのですが、わざわざ現地に足を運んで、
時間を作って数人集まってアナログな遊びも結構面白いですね。
今、私は大人になって自由がないとか暇だなとか好き勝手にぶつぶつ言ってんですが、
今、この歳になってそういうのもいいかなとか思えてきました。
大人になったのか?オヤジになったんでしょうか?
上記内容は書籍「たほいや〜たほいやフジテレビ編〜」を参照しました。
<< back
|