※2 80年代後半によく見られた姿である。
昔はゲーム専門店なんて物はなくおもちゃ屋に売られていた。
良心的な店では店頭で試しプレイができたかもしれないが、
ほとんどの物がどんな内容のものか分からずに買う事が前提だった。
ついでにゲーム情報誌もあまりない時代だった。
なにを基準で購入するかと言うとパッケージやテレビCMで
「面白そうだ」と判断して買うわけだ。
広告には「作り手の妙」と言うものがあって、
いくら元の作品ががつまらなくても、
なんだか賑やかしをして楽しい雰囲気にしてしまう手管があるのだが、
それの真贋を見極めできない人(低学年児及び子供や孫にプレゼントしたいために
あまりそのものに興味はないが買いたいと思う両親や高年齢者)が
それに引っかかってしまうわけです。
しかも買ってからつまらないと分かっても返品が利かない。
結果泣き寝入りするしかないわけで、つまらないゲームを延々するぐらい。
ファミコン全盛当時は「出せば売れた時代」と言うやつで、
メーカーも面白い面白くないにかかわらず、
「とりあえず出せばいいや」的に販売する所も少なくなかった。
「よく見られた姿である」と書いた物のひどい話だ。
下手すれば羊頭狗肉のサギじゃないですか?
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