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1992年の作品なので(10年以上前)かなり懐かしい
ストーリーは...
日本の人気ロックバンド「SO-LONG」のドラマー"トオル"がスランプに、陥り作曲もままならない状況に陥った。
とりあえず休養期間をもらったトオルだが何の目的も行き先も見当つかなかった。
パスポートを見て「・・・えくせぷとのーすこりあ(当時のパスポートにかかれていた「北朝鮮には行けない」という一文)」を見て
あまのじゃくに「北朝鮮に行きたい」と決めてしまう。国交がないため直接渡航できないということを知り、意地で話を進め中国経由で行こうという話になり中国に旅立った。
この話は中国に行ったトオルと中国で出会った緑(リュイ)とその友人のロックバンド「黒豹(ヘイ・バオ)」との物語です。
作品の時代設定では中国では政府が管理していて
人民に絶対ロックを聞かせようとしない現実が立ちはだかっていた。
自由という言葉一つとっても
日本の「自由」と彼らの言う「自由」の意味ははかけ離れたものがある。
それでも聴きたい奴らはいるので告知は出来なくても口コミでロックを聴きに集まる。
黒豹の面々が演奏するその会場のぼろいドラムセットをを見てなめてかかっていたトオルだが、
演奏を聞いた途端、熱気とパワーに自分が失っていたものを見せ付けられた。
それに動揺したトオルはライブ中にステージに乱入して自分に演奏をさせるよう強要をする失態を見せてしまった。
演奏の邪魔をしたトオルはつまみ出されてしまう。
以前、日本で未熟な腕だった時のことを思い出したトオルはこのままでは引き下がれず、
北朝鮮行きを止めそのまま中国に逗留することにする。
逗留する事に決めたはいいが行く当てがないトオルはライブ会場で使われたレストランを訪れた。
レストランのオーナーと話せたトオルはオーナーの好意でメンバーのいる大学に案内される。
大学の一室にはドラムセットが置かれてあり、トオルは一心に叩き始める。
その音に引かれてメンバーが徐々に集まりだし、軽いセッションの後、あの夜のことを謝罪した。
仲直りしたトオルと黒豹はいろんな事を話し始めた。
その後、緑の案内で帰る途中の天安門広場で1年前に起こった事を聞かされた。
1年前、6月4日。
天安門広場で中国の若者は自由を求めハンストを起こした。
緑の恋人"劉(リュウ)"は歌を歌っていた。
業を煮やした政府は戒厳令を敷き、その最中、緑の恋人が撃たれた。
それを聞いたトオルは何かをやらなきゃと言う何かが腹のそこにこみ上げてきた
・・・というのがストーリー中盤までの大きな流れです。
このあとトオルはひょんな連絡から一時帰国し、ゲリラライブを思いつく。
当時の私はミュージシャンが漫画の原作?とか思っていたのですがすごく
この作品を見て今思ったのが、
当時の私もそうですが「北朝鮮への関心がまったくなかったんだな」と認識しました。
喜び組、テポドン、拉致被害者
個人的に松本剛さんの作品が結構好きなのですが単行本として購入しようとするも、
あまり出回ってなかったりして買い損ねた事掛あるので悔やまれます。
知っているだけだと、
・ヤンマガ誌上で宝塚を目指そうとした少女を主人公の作品
・モーニング誌上でラストマウンド/引退間近で成績を残せない選手とその家庭を取材したニュースキャスターのお話
ぐらいです
また機会を見て調べて追加します。(いつになる事やら)
MRマガジン
週刊少年マガジンがどちらかというと少年向けなら、こちらはどちらかというと大人向け(中高年)の漫画を掲載していた。
魁!クロマティ高校の作者が「課長バカ一代」を連載していたり、「G-taste」や浅田次郎原作の「極道懺悔録」などの隠れた名作も多い。
結構講談社は新創刊が多い気がする。(休刊も)パーティ、マグナム増刊、アーリーモーニング、 イブニング、アッパーズ...etc
GATTA
ロンドンブーツ責任編集というふれこみの冗談だか本気だか分からない漫画雑誌。
内容は(当時の)今時の小学生向けらしい。当時マジック・ザ・ギャザリング好きの私はおまけとしてついていたマジックの絵柄カードのために買った事がある。
その中で気に入った作品は私屋カヲルの「カヲルとユイのいっかいやらして」
新谷かおるがスキーを題材にした「烈風伝」を書いたが結構短命に終わる。
飯島愛がモデルの漫画もあった気がする(読んでいない) |