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マンガ「いただきます」のごはんがおいしそう過ぎる・青木幸子先生 ('11.5.5)

料理マンガはミスター味っ子世代です、なyasakaです。(挨拶)
押入れを整理していたら、古いモーニングが出てきたので紹介します。

今現在将棋マンガの「王狩」を連載されている青木幸子の読み切り作品です。
(ちなみに現在(11.3.28)連載している将棋マンガでざっと思いつくのは
「3月のライオン」や「ハチワンダイバー」」でしょうか。
王狩も特殊能力?による盤外戦もあり楽しい作品です。)

タイトルは「いただきます」

感想を一言でいうと
「とにかくご飯がおいしそう」です。


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主人公は
ストーリーは
のんびりした性格が特徴の惣菜屋「月代」さんや
その娘・星子が、お惣菜があふれる日常で
いろんな悩みを抱えた方がその料理によって
悩みが解消されていくという話です。


月代さん&娘・星子登場。
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娘さんは学校でお弁当を食べるのですが、
一つだけ悩みが・・・

それは
弁当が注目の的!

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お昼ご飯がうっとうしいw


そんなこんなでお弁当の御開帳タイム。
はい注目!

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こんなに凝ったお惣菜食べた事がない。
・・・というかヒスイニって何よ(><

※【翡翠煮】出来上がりが翡翠のような緑色になることから
空豆・グリーン-ピースなどを、青色を損なわないように塩・砂糖・だしなどで煮たもの。
(Yahoo辞書より)


(コホン)
さて、家族構成は母と娘の二人暮らし。
お父さんは・・・

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さらりと重い?青木流。


そんな家族構成が理由なのか、何気にいろんな
ドラマが発生。
母親が知らない間に男に目を付けられている?様な場面が匂わせたりと
連ドラ的なものがありつつ進んでいきます。



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お母さん天然!

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と、思わせて実は
悩みを抱えている人と会話をしていたのでした。
実は立ち寄っていた男は会社がつぶれて途方暮れていた所に
月代さんが声を掛けます。


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味気ない弁当を食べるもままならなかった所に
差し出されたのはなんとおにぎり。

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バトル系料理マンガにありがちな奇をてらったり
手の込んだ料理が出てきたりするわけでもなく
滋味にあふれるようなご飯が出てきます。

日常食べる食事を題材にするだけあって
常食とかさりげない食事が出てきます。


豪勢ではないけれど、手間をかけた美味しそうなおにぎり

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何も考えずただ、口に運ぶ。

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そして・・・


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ぷはぁ!
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心にも美味しいごちそう。



ただこの男の奥さんも料理が下手なわけではなく、
手間暇かけた料理が作れるのです。

ただ・・・

「申し訳なくて顔合わせられないんだ」

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実は奥さんも同じように悩みを抱えていました。
旦那さんの心配が相談されないという悩み。

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一緒にこういう美味しい物を食べよう?

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イイハナシダナー
(ごめんなさい、茶化しているわけじゃないんです。
空気に耐えられなかったんです)




仲良き事は美しきかな。

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日常を表現する空気感や
食事を味わいながら食べていくコマ展開が秀逸。
たぶんバトルマンガだとテキパキバッサリと場面展開をしていくところですが
一コマ一コマが丁寧に描かれています。

言葉的に古いのかもしれませんが
「癒され」ます


あと、別の号で「茗荷」という食材をテーマにして
過去のトラウマを持つ青年が出てきたり、
これを含めて2作読みましたが、抱えている悩みが重い><
(個人的には好きなんですけどね・・・)


この作品は結構好きでしたが
残念ながら連載、単行本化されず、
イブニングで「ZOO KEEPER」や現連載の「王狩」に続いていくわけです。

(なぜでしょうね?日常過ぎたのでしょうか。)


普段コンビニ弁当とか近くの飯屋で、
「食事を取る」というより
忙しい最中、とにかく詰め込む・かっ込むという生活をしがちな毎日だと、
オリジン弁当とかスーパーでもいいので、食べたいお惣菜をゆっくり選んでとか
そういった事には憧れます。
出来ればこんな手間暇かけた惣菜店に行ってみたいです。

ちなみに
お茶を題材にした「茶柱倶楽部」を読みましたが
こちらもお茶の銘柄をテーマにしていろんな話が描かれています。
テイスト的にも似ていますので読んでみてもいいのではと思いいます。





さらにちなみに
「普段のごはん」を題材にして何がマンガを読みたいと思った方は
小池田マヤ「放浪(さすらい)の家政婦さん」もおすすめ。
こちらは主人公の女性は少し荒(すさ)んでますが(笑)

でも普段食べたくなるおいしそうな「ご飯」を見れます。




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