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ウェドロック('06.4.4)




ストーリーは犯罪者達が宝石を強奪するが仲間割れが起き、その一人が宝石の在り処を隠したまま逮捕、刑務所に送られるというもの。

その中で出てくるギミックが受刑者達がつけられる首輪型管理装置。首輪には爆弾が内蔵されていて、首輪同士で信号を発信し、ある一定以上距離が離れると数十秒後、爆発するという仕掛け。
どの首輪がペア信号になっているかわからないため囚人同士が干渉しあい、互いに脱走する事は不可能と言う設定。
(どことなくバトル・ロワイアルを感じさせる小物です)
だがどこかからか知った情報から、ペアで脱走し、トラブルを乗り越え逃亡すると言うもの。

この映画で面白いのは最新鋭の設備で新しい囚人の管理の仕方の提唱をしているのに、それが管理側が情報を漏らしてしまうというのは、現在の情報流出にも通じるものがあり皮肉といえば皮肉ですね。

作品中盤から出てくるアクションシーンは何度見ても遜色ないくらい面白く、 小物によって限られた時間の中で行われるアクションは、 全体のアクションをダラダラ間延びさせないよう、上手く使われています。

蛇足:数年前に青年誌で似たギミックが使われている作品がありました。
ストーリーは忘れましたが、首輪が腕時計か何かに変わっただけで、かなり危機感の展開が似ていた気が・・・。



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