タイムマシン 
               
              原題:TIME MACHINE 
               
              上映時間:1時間36分 
               
               
              あまりにも有名な 
          SF小説が原作 
          だけど・・・ 
           
           
          原作:「タイムマシン」H・G・ウェルズ 
          監督:サイモン・ウェルズ 
          ※原作者の曾孫にあたるそうです。 
           
          出演者 
          ガイ・ピアーズ >「メメント」見れなかった。 
          サマンサ・マンバ>そういやラジオでよく流れてた 
          ジェレミーアイアンズ>ダイハード3の敵ボスだったかな 
           
          統率者のコスチュームも中々良い。 
           
          おなじみのドラえもん的な時間移動もいいが、 
          植物が育つように何百年も徐々に街並みが移り変わり、 
          変わっていく所は中々見ごたえはありました。 
          ええその部分は。 
           
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           ビジュアル面は中々しっかり作られている。 
        それは文句はない・・・ 
         
        高い金払ってCGテクニック見に来たわけじゃねェゾ!コラァ! 
         
        結局の所タイムパラドックスの事とか細かな所が一切触れていないし、移動法にもちょっと説明不足だったりする部分がある。 
         
        「石の中にいる!」 
        これは有名ロールプレイングゲームの「ウィザードリィ」中に出てくる有名な言葉。プレイヤーは職業を選び魔法使いにも慣れるのだ。魔法使いはいわゆる「テレポーテーション」も使う事ができるのだが、どこへ移動するかの座標を決めて転移する。 
         
        もしその場所に大きな石むくの壁があり、その中へ入ってしまったら・・・! プレイヤーは石の中で実体化して、石の壁と細胞が融合。即死となる。 
         
        マシンの時空間移動の最中にその部分だけ建物も空間重複が起きないのはなぜなんだ。未来の世界についた時はその部分だけビルが建っていないし。 
        時空間移動中は別次元にいるため実体化ではないというのなら分かる。  
         
        いきなり「石の中にいる!」なんていう有名RPGのウィザードリィみたいな事だって十分起こるはずなのだ。どっかの「ライオン・キング」みたく、アメリカ発の有名ゲームを知らないなんていわせない。いや、経過年数を考えれば「そこの場所だけ何もない」事はありえない。何億分の1の確立なんだろう?しかも地殻変動まで起きているのにだ。何も触れないという事は説明できないという事か。 
         
         
        あと原作自体を読んでいない為、この映画が原作に忠実なのか、手を付けなかったのかはわからないが、「時空間移動」が メインではなく「恋人を失った科学者の生き方」がメインならそれはそれで作品の作り方なのかもしれないが、一作品としては非常に消化不良な気がする。 
         
        どの部分が楽しめたのか、作品のどこが見所なのか? 
        それを私は聞きたい。 
         
        もし見所が「時空移動」の部分とか「未来図書館」ならば 
        テレビでバンバンやっているのでそれをまとめてクリップして見ても良いのではないか? 
         
        今現在、日本の映画館の一般入場料は1,800円 
        映画館に行くという事は「1,800円分楽しみたい」という事だろう? 
         
        全額返金は考えていない。  
        なかなか考えられたCGムービーを見れたという事で半額返金してほしい  
         
         
        上映時間数は1時間30分程度。 
        確か「紅の豚」と似たような時間数のハズ。  
        にもかかわらず時間が2時間以上にも感じられた。 
        人間楽しい時間はすぐに過ぎ、つまらないな時間は長く感じるという・・・。物語に没頭できているか、他のよそ事を考えているかどうかだ。 
         
        おもしろければ目が離せず集中している。 
        紅の豚の上映時間数は短く感じた。 
         
         
        こうなると「作品よりもパンフの方がしっかり作ってあるんじゃないか?」という気がしないでもない。(いいすぎか)
         
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