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AVALON
(アヴァロン)

上映時間:106分

近未来、仮想世界、戦闘

監督:押井守
「攻殻機動隊」で世界に名を馳せた押井監督がその次に着手した映画。
あまり話題にのぼらなかったが、個人的に映画の雰囲気も好きで、現実的な感じがする。

例えば劇中で、
仮想空間でミッションをクリアし、そのクリアに応じて経験値や賞金を稼ぎ、ひとたび現実に戻った時には派手な生活をしているわけではなく、細々とつつましい生活を送っている。
もしゲームに負けると廃人になる可能性もあるのだがそれでも続けるプレイヤーの人々が存在する・・・。
そういった世界感にも必ずしも安全ではないのに、華やかでもないのにといったところが現れていてより「現実」が近くに感じる。

撮影には外国のポーランドで行われ、ポーランド軍の全面協力を受けていて、劇中の武器などもすごく重厚。

作品は全編デジタルで修正されている。
といっても派手なアクションが追加されているとかそういうものではなく、映像の修正とかそういう部分でコンピューターが使用されている。
CG使って派手に作るだけが能じゃない。

全編が派手でアクションでスカッとするタイプのものではないので、見る人も選ぶかもしれないが、RPGとかそういう世界観が好きな人は見ても損はしないと思う。



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